選出作品
ストーリー長編
4PM Jay Song 4PM Jay Song
この映画のメインキャラクターであるジュン・インは、西洋心理学の教授で、教えることを中断し、妻と共に、田舎の新しい家に引っ越すことにした。彼らは、隣人に挨拶に行ったが、誰もいなかったため、メモを残した。翌日、隣人は4時半に訪ねてきた。彼らは、隣人が「はい」と「いいえ」しか言わないため、不快な時間を過ごすことになった。彼らは、残されたメモに対する簡単な返答と思っていたが、実際にはそうではなかった。医師、隣人は毎日訪ねてくるようになり、夫婦の平和な時間を台無しにした。時間が経つにつれて、夫婦は、ストレスに耐えきれなくなり、精神的に疲れ果てた。
MADO MAO MADO MAO
西村まさ彦主演。実際の裁判である「横浜・副流煙裁判」をもとに、”化学物質過敏症が引き起こす問題”をテーマにした、”クローズドな社会派”ドラマ。監督は麻王。被告家族の長男であり、長編初監督作にしてセンシティブな社会問題にシリアスタッチで挑む意欲作。 日本の郊外の団地に住む家族「A」。 Aたちは、2016年2月から、階下に住む家族「B」の家から来るタバコの煙害に苦しめられていた。 「化学物質過敏症 / Multiple Chemical Sensitivity (MCS)」を発症したとして医師から診断書を貰い、B に対し 4500 万円の賠償を請求する裁判が始まった。 社会から取り残された 3 人の原告家族「A」と主張の違う 3 人の被告家族「B」。それぞれの主観を通して「化学物質過敏症」が引き起こす様々な問題や分断を描く。
THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU MAGUMA THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU MAGUMA
進路が決まらず一歩前へ踏み出せない主人公が、邪馬台国に隠された歴史に巻き込まれ成長していく物語。幼い頃から夢で見続けていた「卑弥呼」をテーマに論文の制作に取り組む主人公は、次第に夢と現実が交錯し、卑弥呼と邪馬台国の謎に迫ってゆく。日本史に記録のない「卑弥呼」が託した未来とは?
TSUSHIMA 山根高文 TSUSHIMA Takafumi Yamane
1990年代、離島対馬で選挙活動を始めた佐藤由里子(27)。記者の田島圭介は、由里子を追って訪れた対馬で恐ろしい光景を目にする。カギとなる「緑の物質」。1960年代、女性の地位が低い社会で由里子は一人で生きていた。巷で若い女性の無残な遺体が次々に見つかるが、みんな若返りの薬として「緑の物質」を服用していた。「緑の物質」の張本人、それはAIの導きに盲従するだけの「自ら考えない」人類だった。時が過ぎ、認知症が進んだ80代の由里子。医師は、家族となった田島にAIを利用した新しい治療法を勧めるが…。
Zライフクライシス 白岩大志 Z Life Crisis Taishi Shiraiwa
人間の無自覚な加害性や、有害な男性性に反応して発症する謎のウィルスが蔓延した世界。 30 代以降の男性を中心に感染が広がり、発症者はゾンビの様な風貌で日常生活を送ることを余儀なくされる。 自らを良き父であり、良き上司であると自負する会社員・瀬古は、ある朝身に覚えのない体の異変に気が付く。体の変化はやがて誤魔化す事の出来ない程に進行していく。
エターナルラブが蔓延した日 長谷川千紗 The Day Eternal Love Spread Chisa Hasegawa
少し未来の⽇本。⼈に触れるとそこがくっついてしまうというウィルスの蔓延で⽇本は未曽有の⼤危機に。それを救おうとする⼀⼈の天才科学者と天才歌⼿。⼆⼈の天才同⼠の化学反応で、新薬を開発し、ウィルスに⽴ち向かおうとする。
消せない約束 大窪一通 Kamikaze Time Travel Kazumichi Okubo
第38回ギャラクシー賞奨励賞受賞作品を原作としたミュージカル『流れる雲よ』の続編で、演劇集団アトリエッジが23年間全国で上演してきた草部文子脚本のベストセラー特攻隊ミュージカルのアナザーストーリー。日本が数日後に敗戦すると分かっていながら特攻隊員として海に散った主人公の坂本光太郎が時空を超えて今の沖縄に流れ着き、もう1人の主人公である現代の若者・中原正矢と出会い、戦争のない世界の幸せ、平和、日本人としての誇りと大切なものなどを改めて知るという、奇跡と感動のストーリー。
命継ぐ Hiroshi Fukai Chain of Life Hiroshi Fukai
女子高生の澤村菜々香は、毎日を不自由なく楽しく過ごしている。 戦争で亡くなった先祖のお墓参りに行く話になるが、菜々香は友達と遊ぶので行かないと言い出す。 その後、菜々香の母親は遊びに来た菜々香の友達に断りを入れてしまう。 それにキレた菜々香は、戦争は仕方のないこと、どうでもいいことだと言い放ち、お墓参りに行かなかった。
映画『刑務所なう。』 井上亮 Prison Now the movie Ryo Inoue
2006年証券取引法違反で逮捕された堀江貴文が獄中から出版した著書をもとにしたオリジナル物語。介護衛生係に配置された堀江。そこで出会った里見(通称:夢見さん)は、いつもいじめられている畠山(通称:ハタチくん)を気に掛ける優しい人。ある日、囚人達のトラブルに巻き込まれた夢見さんが病院に運ばれる事態に。
獣手 夏目大一朗 Beast Hand Daiichiro Natsume
男はすべてを諦め、女はその男の手をつないだ-----。貧しいながらも淡々とした日々をすごしていた小暮修のもとに、ある日突然現れた先輩の乾。彼は修の家にあがりこみ、修にかつて関係のあった小雪を呼び出させる。暴力で修と小雪を支配し、二人に強盗をさせようとする乾であったが計画は失敗、修は左手を失ってしまう。修は、闇医者別所により一命を取り留めたが、その手は異形のものになっていた。手を切り落とした強盗団へ復讐を誓いながら、住んでいた街を離れる修と小雪。異形の手を巡る凄惨な戦いが始まった。
108回死んだ僕ら 浅井日向 We that died a one hundred and eight times Hinata Asai
大晦日、小説家 迎井夢言が死んだ。平成のベストセラー作家と呼ばれたその男は、5人の女を愛し、全ての子を認知。事実上一夫多妻制を形成した。遺されたのは莫大な遺産と腹違いの兄弟たち。兄弟たちの話は巨額の富を巡る遺産相続ではなく、6人目の兄弟の話へ。5つの人生で紡がれる1つの真実の物語。
そろそろ音楽をはじめようと思う 小野親一 Hello Again Shinichi Ono
ある日小さなライブハウスで互いのパフォーマンスに感化され、自分と正反対のような性格の違いを認めながらも意気投合したダイと大野。二人は次第に距離を縮めお互いの恋人を紹介する程の仲になるのだが...。 不器用な30代男達の音楽、恋愛、仕事、友情。本作の監督と主演男優の長年の付き合いにおける笑いあり涙ありの半実話(?)の物語。
ストーリー短編
世界の音が聞こえたら ワタナベカズキ Apocalyptic Sound Kazuki Watanabe
狂っているのは私か? 世界か?── 日々のストレスにより、パニック障害を患った佐藤鈴香。そんな彼女はある日を境に不気味な音を聞くようになる。酷くなっていく音に疲弊し、狂いそうになる彼女を救ったのは宗教団体『神の音』だった。 教団の信者たちとの異様な暮らしの中で次第に心を取り戻していく鈴香。全てを失った鈴香が最後に見つける本当の幸せとは……
虹色はちみつ 梅木佳子 Rainbow Honey Yoshiko Umenoki
高校生の彩瑛は、優しい両親に何不自由なく育てられ、今後の進路に悩んでいた。ある日、危機を救った少女を連れ走っている時に、自分の過去を思い出す。「私の家はここだけだから・・。」温かく育ててくれた両親の優しさを胸に、家族とは何かを考える物語。
秘事himegoto みやたにたかし Himegoto(Secrets) Takashi Miyatani
病院の御曹司である医師村井は、親友の医者北川から結婚式の司会を頼まれ、顔合わせで北川の結婚相手が旧知の女性理恵だと初めて知る。 ところが理恵はなぜか村井と初対面であるかのように装う。理恵が抱える秘め事とは?そして村井と理恵の間には過去に何が?
飛騨つつじの上京 菅原稜祐 Hida Tsutsuji's Journey to Tokyo Ryosuke Sugawara
「人生一度は、東京で暮らしてみたい!」 岐阜県の飛騨で育った「飛騨つつじ」は、親の心配をよそに上京を決意する。しかし夢にまで見た東京は、何もかもが飛騨と違っていて…。 どうなる?!つつじの東京生活!?
走馬燈 下山和也 Last Flash Back Kazuya Shimoyama
人は死を迎える直前に「走馬燈」を見るという。見ることができる記憶の範囲は?トータルの時間は?選ばれる記憶の基準は?そして、誰が何のために作っているのか?死を目前に控えた一人の女子大生・香識とおじさん天使・サヨぽんが贈る心温まる終活物語。香識は残された時間の中で何をするのか。そして、香識の運命は…。
ルカノパンタシア 難波望 Living in the Heart Nozomi Namba
郊外の一軒家で暮らす原田路佳と娘の海凪。一見、なんの変哲もない暮らしを送る母娘のもとに、並々ならぬ決意を秘めた元夫、茂が訪ねてくる。彼にはどうしても打ち明けなければならない想いがあった。思いがけない告白をきっかけに路佳のかりそめの幸せはくずれてゆく。
Homecoming Love Jinrung CHUN Homecoming Love Jinrung CHUN
日本に住んでいた韓国人の若者が韓国に来て、アイデンティティの危機を経験する。しかし、彼はいくつかのロマンスを通じて自分のアイデンティティを見つける。
Talk To Me Jimmy Ming shum Talk To Me Jimmy Ming Shum
フミは大都市で一人暮らしをし、つながりを求めています。予期せず、悲しんでいる見知らぬ人からの電話が、二人の世界を変えます。本作は日本のパンデミックロックダウン中に制作されました。「Talk to me」のコンセプトは、孤独というテーマとその人間経験への影響を考察することです。高度に発展した都市で孤立感を抱くというアイデアに惹かれました。主人公のフミは、空っぽの店、空っぽの通り、繋がらない電話など、さまざまな状況を通じて人間のつながりを求める中で、この孤独感を体現しています。彼女の苦悩を通じて、映画は老化、喪失、そして人間が本質的に持つ連帯への欲求というテーマを掘り下げていきます。孤独とその個人への影響を視覚的に美しく、感情的に強く描写することを目指しています。
間借りカフェ ユキ 田島正勝 Rented Cafe Yuki Masakatsu Tajima
清水ユキ23才。大学を卒業して就職してみたがOLは性に合わず挫折、そんな時コーヒー好きの私に知り合いが「間借りカフェ」を提案・・何気に始めたものの一杯のコーヒーで繋がるお客さんとの出会いと何でもない小さな出来事がユキの心をときめかせてくれる。そんな間借りカフェのほんのり小さな幸せを感じるショートストーリー。
食卓をかこむ 小野光洋 Around the Table Mitsuhiro Ono
女子大生のまことは両親と3人家族。最近、父が癌に罹患したことが判明する。抗癌剤の治療が始まり、家族の暮らしは一変する。 まことはその変化に戸惑いを抱き、不安に思うが、自分の生活はなかなか変えられなかった。 ある日、まことの思慮が浅い行動のせいで、父に風邪をうつしてしまう。父は免疫力が低下していた。
みどりの音色 石井誠也 Tone of Greenery Seiya Ishii
デザイン会社に務める手塚みどりは、旦那と、5歳の息子と都内に暮らしている。日々の家事、育児と仕事に追われ、徐々に精神的に限界を感じ始めていた。 ある日、電車が遅れ、急いで会社に向かう途中、ある楽器を持ち歩く不思議な青年と、出会い頭で勢いよくぶつかってしまう。 怪我はなく持ち物も無事でその場を後にした2人であったが、その時の青年との”出会いの音”に、生きることをもう一度考え直させられていく..
前日譚 上原徹也 Prestory Tetsuya Uehara
芸人としてコンビを組んでいた岡田と日吉。しかし売れない日々が続き、未来に希望を持てなくなったことから解散を選択する2人。日吉が故郷へ帰る朝、彼らはほんの少し言葉を交わす。駅前の人々の笑い声からフラッシュバックする、笑いを追い求めた2人の日々。きっといつか訪れる春。これは、そのいつかの前日譚─。
物乞母娘 名古屋正利 Sometimes It Takes a Storm Masatoshi Nagoya
病気がちで引きこもりぎみの娘・樹里と能天気でギャンブル好きな母・君子は一緒に生活をしている。 まともに働いていない2人だが父と喧嘩別れをして以来、停車している車に乞食をしながら生活費を工面している。 いつも失敗続きだが2人の前に高級車が現れる。
HEROINES 谷口仁則 HEROINES Hitonori Taniguchi
世は女子プロ野球全盛期。女子プロ野球選手は国民たちのあこがれの的!そんな女子プロ野球界をリードする強豪チーム(広島ゴッドレモンズ)と球界のお荷物チーム(はつかいちサンブレイズ)の最終戦。サンブレイズは記録的大敗でシーズンを終える。現状を見た、球団社長の天谷は大激怒、チーム解散を示唆する。対して息子の堅志郎は監督となって1年を約束にチームの再建に立ち上がる。堅志郎はサンブレイズ主将のカズハの母校である佐伯高校へスカウトに出向き、 野球の経験を問わず秘めた可能性に着目して選手を集めていく。個性派ばかりがそろったサンブレイズの新入団選手。選手たちの潜在能力を開花させるべく熱血コーチを招き、猛特訓を課す。突然集められた今どき女子高生らが自分の可能性と出会い、心身ともに成長していく。そんな彼女たちと新生サンブレイズを描く成長ストーリー。
Again3small Hsieh Tsung Yu Again3small Hsieh Tsung Yu
シェン・フンはプロの俳優ですが、彼の周囲には日常生活で巧みに演じるような人たちが大勢います。様々な出来事の後シェン・フンは自分の本来の姿がなんであるのかを考えはじめ、自分自身の存在が不確かなもののように思います。ビーチェンとの葛藤を経て、シェン・分は本来の自分を理解しはじめます。
Gift Yuichiro Nakada Gift Yuichiro Nakada
元シリア難民でフードデリバリードライバーのヤセルは、公園で瑛多という少年と出会う。その後一サッカーや料理をするなどして二人は家族的な絆を築いていく。
Milk Atsuko Yamamoto Milk Atsuko Yamamoto
明るく活発な六花(りっか)と、内気な木綿(ゆう)は親友同士の男の子。性格は正反対ながらも仲の良い二人だったが、中学生の頃、木綿は突然姿を消してしまう。責任を感じた六花は、その日を境に性格が一変、周囲の人と距離ができるようになる。 あれから20年、六花は会社を辞め、離れて暮らす叔父の佐藤のもとで療養をすることに。そこで木綿に似た雰囲気を持つ少女に出会うが、自由奔放な彼女に振り回されてばかりで……。
スマホの中のエイリアン 川中玄貴 Alien in the Smartphone Haruki Kawanaka
ある日、主人公アイのスマホに見慣れないアプリがインストールされている。 不思議に思うが、友人によるとそれは今流行りのAIアプリらしい。 しばらく使っていると、AIアプリは突然自分から話しかけてくるようになる。そして、挙句には自分は地球外生命体だと言い始めるのだった。
眠れる森の美女 山崎恆成 Sleeping Beauty Tsunenari Yamazaki
起立性調節障害を患う由紀子の母親・美津子は娘が留年か退学になるかもしれない瀬戸際で焦るばかり。父親の登は仕事に忙しく、娘のことは母親まかせ、娘の障害のこともあまり聞きたがらない。夫の非協力的な態度、学校の担任教師の無理解の中で美津子はストレスを溜め、とうとう倒れてしまう。
Nonchalance Kin Ming Lo Nonchalance Kin Ming Lo
引っ越しの問題は決着して、一見平穏な様子の家族。だが、家庭の中でお互いの関係は聞く、見る、話すすべてに緊張感が漂う。彼らの将来は環境が形づくるのか、彼らの心を変えることができるのか?それとも・・。
NENA Donie Ordiales NENA Donnie Ordiales
フィリピンのスラム街で、日常的に取引されているパグパグ(ゴミ箱から回収した残飯で作られる食べ物)を作り生計 を立てているシングルマザーのサレン。 一方、売春斡旋業者らに誘拐され売られようとしている少女、ネナ。 ネナはパグパグを使い、誘拐犯から逃れようと考える——
REDMAN KIM SUNGJAE REDMAN Kim Sungjae
世界を救うことに尽力したヒーロー集団「メガファイブ」が解散した後、レッドは「平和の象徴」という概念を体現して犯罪と戦い続けている。しかし、身近な同僚が悲劇的に亡くなると、レッドは深い内的葛藤に直面し、自分の個人的な欲望と信念に対する確固たる決意との鮮明な対比に苦慮する。
雫に濁る 坂本保範 SHIZUKU NI NIGORU Yasunori Sakamoto
「雫に濁る」は、時を超えた家族の絆や大切な思い出を紡ぐ心温まるファンタジー作品です。
ドキュメンタリー長編
おまえの親になったるで 北岸良枝 I Will Be Your Family Yoshie Kitagishi
妹を殺された兄が11年前、あるきっかけで元犯罪者の更生支援を始めた。ところが彼らに裏切られることは日常茶飯事。それでも、兄はあきらめない。二度と妹のような被害者を生まないために…。そして、ついには妹を殺した相手とも直接対面することに。被害者と加害者の間で揺れる兄の10年間に密着。
宙と土 岡本美沙 Sora to Tsuchi Misa Okamoto
土と植物を会話させる、土に生きてる菌を育てる、太陽からの恵みの光を取り入れ作った土の副産物が本物の野菜。そういった「土」にこだわり農業起業した青年、周山博尊さんを中心に、農業を通じて自然との共存をかんがえた物語です。滋賀県でニンニク農家として農業起業した周山博尊氏は、IT起業家の藤井壮太郎氏、フードバンク琵琶湖の堀豊氏の仲間と3人で農業とITを組み合わせた事業の循環モデルを立ち上げたのだが・・・。
沈黙の50年 谷進一 People who were told not to have children by the government Shinichi Tani
「元の身体に戻して、二人の赤ちゃんを返して」と訴え続けて亡くなった喜美子さん、木工職人の寳二さん。いじめと暴力に耐え続けてきた沈黙の幾歳月。ろうあ連盟の被害者調査をきっかけに、仲間の励ましに「差別のない社会を」と提訴を決断された小林さん夫婦。その凄絶な人生をたどります。そして各地で沈黙を破って自分を語り始めた被害者の証言、共に歩む仲間の訴えを紹介します。
ドキュメンタリー短編
トウキョウ・ラヴ・コラボレーション 鈴木信也 Tokyo Love Collaboration Shinya Suzuki
東京発信で世界中のアーティストと共に150種類を超えるタイツとカルチャーを生み出してきたtokone。自由が丘の吉村順三建築アトリエ。東京中での制作と活動。世界のトコネファミリーとの11年の愛の歴史。
Joy of Art 大西貴也 Joy of Art Takaya Onishi
小さな美術スクールは条件悪く生まれたカンボジアの子どもたちに「一度きりの子ども時代を心豊かに過ごして欲しい」という笠原知子氏の願いから、全額自己負担による完全無料の美術スクールとして開校。アーティスト達と笠原氏を取材し、現代の私たちが忘れつつある、人間本来の豊かな幸せを映したドキュメンタリ―映画。
Tea at Twilight • 茶の夕 Aldo Schwartz Tea at Twilight Aldo Schwartz
マリブの崖の上で、先生とその弟子たちが、太平洋に沈む夕日を見ながら茶道(「茶の道」)の本質について考えます。
海辺のこころ 木寺智裕 Umibe no kokoro Tomohiro Kidera
沖縄に住む大学生のミク。ある会話をきっかけに、戦跡である「ひめゆりの塔」に向かう。目の当たりにする光景と、戦争の本質を理解できる年齢が重なり、ミクは気づいた。 普通と思っていた日常は、悲惨な歴史の上に成り立っているのかもしれない。
MISS~明日への道~ 伊倉新吾 MISS - The Road to Tomorrow Shingo Ikura
世界へ繋がるミスコンテストへ出場する3人のMISSたちに密着。それぞれ自身の過去にコンプレックスを抱え、強い自分になりたいと願い挑戦を決めた。両親とも外国人であることから幼少期に壮絶ないじめにあった真耶(マヤ)。何不自由のない環境で育つが、自分に目標がもてず、人前に出るのも苦手で、内気な性格の万実(マミ)。田舎から都会へ出てきて、自分に自信をつけたいと、ミスコンに挑戦。しかし、自分の無力さを感じ、その答えを探し続けた佳な(カナ)。自分と向き合い、過去を乗り越え、未来へとつながる新たな道を模索するために、3人の女性たちが挑戦したミスコンテストの大会には何があったのか・・・。 挑戦する勇気、心の葛藤を描いたドキュメンタリー映画。
Love For All Things~いのちの重さは、同じ~ 岡本美沙 Love For All Things - The Weight of Life is the Same Misa Okamoto
兵庫県川辺郡猪名川町出身の音楽家・映像作家の岡本美沙の視点で環境問題などを考えた作品。ここ100年ほどで暮らしが激変した私たちの社会、かつては自然との共存が当たり前の社会でしたが、今はそういった思いもすっかりと忘れ去られたようにも思います。人が入らなくなった山、道路の開通で分断されることになった神社、自分たちの近くにもこういった小さな自然が少しずつなくなってきています。そんな身近な自然との共存から考えてみてほしいと思い制作しました。